登山は痩せる?絶対覚えておきたい登山時の消費カロリー計算方法とおすすめの行動食

「登山は全身運動だし長時間歩き続けるから痩せられる」と思っている方はいませんか。

登山で痩せることはできません!もしろ登山でダイエットは危険です。登山中にぶっ倒れます!

ダイエットのためではなく、「太りにくい体をつくる」ために登山をするのが正解です。

実際に登山はかなりカロリー消費をしますが、ダイエットのためと言って行動食を取らなかったり食事を抜いたりすると、登山中に体調不良になります。

登山はカロリーを消費した分、カロリーを摂取しないといけません。行動食は小さくてカロリーか高いものが定番なのはこのためです。(ようかん、柿ピー、カロリーメイトなど)

登山をすることによって、「痩せやすく太りにくい体」をつくることが出来ます。

カロリー計算をマスターして、登山レベルをアップさせましょう!

カロリー計算方法

消費カロリー計算方法

<体重+荷物の重さ>×<固定係数0.155kcal>×<登山時間(分)>×<補正係数> =1回の登山の消費カロリー

固定係数の0.155kcalは、1分当たりの消費カロリーです。

補正係数は、性別、年齢、山の難易度によって変わってきます。女性より男性、高齢者より若者、ガリガリよりマッチョの方が、消費カロリーは高くなります。

例えば、体重60kg+荷物3kgの人が往復4時間登山をしたとすると

例) 63(kg)×0.155(kcal)×240(分)=約2343kcal

数字を入力すれば、自動で背消費カロリーを計算してくれるサイトがあります。↓

登山消費カロリー計算

約2,300kcalというと、牛丼3杯分、そば7.7人前分、フライドポテト(M)7.2個分の消費カロリーです。

このように聞くと、「ダイエットできるじゃん!」と思う人がいるかもしれませんが、その考えは危険です。食べ物や飲み物を摂取しなけれはその分痩せられる、とは思わないように。

食事や行動食を取らないで登山を続けるとエネルギー不足になり、疲れやすくなったり、集中力の低下、眠気、脱水症状などが起こります。また、高山病にかかりやすくなり、頭痛や吐き気などに見舞われます。

登山中は消費したエネルギー(カロリー)を食事で補わないと、体調不良になります。

特に糖分を取りましょう。甘い物を食べると、疲れが吹っ飛びます。

行動食が大事!

登山消費カロリー計算で計算すると、1日当たりの合計消費カロリー(登山時の消費カロリー+登山以外での消費カロリ)が分かります。

昼食を登山中に食べるとすると、朝食が400kcal、夕食が700kcalとして登山中に2525kcal取る必要があります。この消費カロリーを昼食と行動食で補う必要があります。

昼食だけで全てのカロリーを摂取するのは無理なので、行動食が大事になってきます。

行動食は小さくて、軽くて、カロリーを多く取れるものがベストです。

特に糖分と塩分を取れる食べ物を選びましょう。また、塩分が含まれている飲み物でも良いでしょう。(特に汗をいっぱいかく夏場)

実際には、消費カロリー分を全て補う必要はなく、疲れたと思ったらこまめに行動食を取るのが良いです。

おすすめ行動食

行動食は小さくて、軽くて、カロリーを多く取れるものがベストと言いましたが、私が良く持っていく行動食を紹介します。

柿ピー

柿ピーはピーナッツが塩分を含んでいます。

さらに小さくて高カロリーで、登山者には人気の行動食です。

個包装されているものであれば、ちょっとした休憩の時にも食べられます。

ミニドーナッツ

ミニドーナッツは疲れたとき食べると本当に回復します。

糖分が補われていくのが実感できます。

特にSEIYUで売っている「ミニドーナッツ」は個包装でおすすめです。

ようかん

ようかんも登山者には定番の行動食です。高カロリーで小さくて軽くて、空腹感を満たせます。

一口サイズのようかんはコンビニなどでも売っているので、気軽に買えます。

非常食としても役に立つので、とりあえず持っておくべき行動食です。

基礎代謝を上げよう

事前に自分が消費するカロリーを計算して置けば、食事や行動食でどのくらいのカロリーを摂取すれば良いかが分かります。

登山1回で1kg痩せるぞ、と言うのは危険です。

登山を続けていれば、自然に「太りにくく痩せやすい体」になっていきます。それは体力と筋力が付き、基礎代謝が上がるからです。

基礎代謝(日常生活で消費するカロリー量)が増えれば、同じ量の食事や運動をしても痩せやすくなります。また、食べ過ぎても基本の消費カロリーが多くなるので、太りにくくなります。

7200kcalを消費すれば1kg痩せられると言われています。(1日の消費カロリー)-(1日の摂取カロリー)が合計7200kcalを超えれば1kg痩せられます。

短期的に食事を抜くのではなく、適度な食事と運動を続けて基礎代謝を上げながら、1ヶ月単位で健康的に痩せていきましょう。

登山は有酸素運動も無酸素運動もするので、体力も筋力も付いていきます。登山を続けていけば自然と痩せるので、カロリー計算や行動食の知識をしっかり学んで登山をしましょう。

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