県民割・地域ブロック割が7月14日まで延長となっています。そして、県民割・地域ブロック割は対象地域を全国に拡大することが決まりました。(全国旅行支援)全国旅行支援は開始時期延期となりました。県民割は8月末まで延期となりました。(7月12日更新)
GoToトラベルも秋以降に再開するのではないかというニュースもありました。
「県民割の全国版がGoToトラベルじゃないの?」と思うかもしれませんが、別々のキャンペーンです。似ている部分は多いですが、少し違います。
- 県民割と全国旅行支援とGoToトラベルの違いは?
- 県民割と地域ブロック割の違いは?
- 併用できるの?
- どうやって申し込みできる?
- 利用条件は何?
- キャンプでも利用できる?
このような疑問に答えていきます!
県民割と地域ブロック割とGoToトラベルの違い
まだ未確定の部分もありますが、おおまかな違いを表にまとめました。
県民割(地域ブロック割) | 県民割全国拡大版 (全国旅行支援) | GoToトラベル | |
実施者 | 都道府県 | 都道府県 | 国 |
対象者 | 地域ブロックごとの在住者 | 全国 | 全国 |
対象日 | 2022年4月~8月31日 | 未定 | |
割引額 | 50%OFF (上限5,000円) | 旅行40%OFF(上限:交通付宿泊8千円、他は5千円) | 30%OFF 上限額:交通付き10,000円 、宿泊のみ7,000円、日帰り3,000円 |
クーポン | 最大2,000円 | 平日3,000円 休日1,000円 | 平日3,000円 休日1,000円 |
利用条件 | 3回目のワクチン接種証明または PCR検査等の陰性証明書の提示 | 3回目のワクチン接種証明または PCR検査等の陰性証明書の提示 | 3回目のワクチン接種証明または PCR検査等の陰性証明書の提示 |
7月以降のキャンペーン内容はまだ確定していないので、変更になる可能性があります。
「県民割」は最初は自分が住んでいる都道府県内での宿泊のみが対象でした。その県民割がブロックごとに拡大したのが「地域ブロック割」です。そして7月からはその県民割の対象が全国に拡大して「全国旅行支援」となる予定です。対象者の範囲が広がっていっただけで、ベースはどれも「県民割」です。
1万円のホテルを予約した場合、県民割では5,000円の割引ですが、全国旅行支援だと4,000円の割引になります。2万円のホテルを予約した場合、県民割では5,000円の割引ですが、全国旅行支援だと8,000円の割引になります。
割引率は50%→40%に下がっていますが、上限割引額は引き上げされているので、値段によってよりお得かどうか変わってきます。
7月以降の旅行をすでに予約している方もいると思いますが、予約済みの旅行についても全国旅行支援を適用できるかはまだ未定です。
都道府県ごとに別々のキャンペーンなので、割引率やクーポンの金額、利用条件なども都道府県によって若干変わってきます。基本的には3回目のワクチン接種証明が必要ですが、県民が同じ県内で宿泊する場合は2回目のワクチン接種証明でも良い、という県もあります。
県民割の場合は、宿泊先の都道府県のキャンペーンが適用されます。例えば、神奈川県民が山梨県の宿泊施設に宿泊した場合は、山梨県の県民割が適用されます。ただし、「東京都民割」は東京都民しか利用できません。
全国旅行支援は、GoToトラベルに似たような制度ですが、一応違うキャンペーンです。
また、県民割(全国拡大バージョン)との大きな違いは、乗り物とセットのパッケージツアーにも適用されるという点です。
県民割はホテルや旅館などの宿泊施設のみが割引対象でしたが、全国旅行支援(GoToトラベルも)では、飛行機や新幹線と宿泊がセットになったツアーにも割引が適用されます。
クーポンは都道府県によって受け取り方が違います。
基本的には宿泊先のチェックイン時に、ワクチン接種証明かPCR検査結果の陰性証明の提示を求められます。また、名前と住所が確認できる免許証などの提示も求められます。
問題がなければチェックイン時にクーポンを受け取れますが、クーポンはスマホのアプリのポイントとして受け取るか、紙のクーポン券として受け取るかが都道府県によって違います。
事前に各都道府県のルールを確認しておきましょう。(自分が住んでいる都道府県ではなく、宿泊先の都道府県のルールを確認する)
県民割とGoToトラベルは併用できる?
県民割(全国拡大版)とGoToトラベルは、同時に実施するかは未定です。
7月から県民割(全国拡大版)が始まり、7月か8月からGoToトラベルが再開する。そして、県民割はなくなって、規模が縮小した「都道府県版GoToトラベル」が続いていく、と言う話もあります。
GoToトラベルの代替として県民割(全国拡大版)が7月から始まるという見方もできるので、同時に実施されない可能性もあります。
同時に実施したとしても、併用できるかは都道府県によって違う可能性があります。東京都民割(もっとTokyo)では、GoToトラベルと併用可能予定とありました。神奈川県民割(かながわ旅割)では、GoToトラベルとの併用は不可とありました。
7月以降の詳細発表を待つしかないようです。
予約方法
現在の県民割の予約方法は大きく分けて3通りあります。
- 旅行会社から予約する(日本旅行、JTBなど)
- 予約サイトから予約する(楽天トラベル、じゃらんなど)
- 宿泊先に直接予約する(電話、ウェブ予約)
GoToトラベルが始まったら、おそらく同じような予約方法となるでしょう。
旅行会社から予約する
旅行会社からパッケージツアーなどを予約することができます。旅行会社から予約する場合は日帰り旅行でも割引が適用できます。
他にも地元の旅行会社でも割引を適用することができます。
予約サイトから予約する
予約する前にクーポンを取得して、予約時にそのクーポンを適用させることで割引になります。普段予約サイトで旅行を予約する時とほとんど手間は変わらないので、この方法が一番楽かもしれません。
県民割の対象の宿泊施設だけで検索できるので、まずは予約サイトで探してみるのが一番簡単かもしれません。
宿泊先へ直接予約をする
ホテルや旅館の公式サイトからネット予約をするか、電話で直接予約する方法です。
ネット予約に慣れていない人は直接電話した方が楽かもしれません。
割引の適用条件なども直接確認できます。
キャンプ場や登山の時に利用する山小屋でも県民割を利用できますが、楽天トラベルなどの予約サイトに載っていないことも多いので、その場合はキャンプ場や山小屋の公式サイトから直接予約したほうが良いでしょう。
キャンプ場でも利用できる?
キャンプは最近ブームになっているので、県民割を利用できるか気になる人もいるのではないでしょうか。
「施設を設けて宿泊料を受けて、人を宿泊させる営業」、つまりグランピングやバンガロー、コテージでの宿泊では「簡易宿所営業」の許可を取っているので、県民割・ブロック割の対象となります。利用者が自分でテントを張って宿泊する、キャンピングカーなどでs多中泊するのは、県民割・地域ブロック割の対象外です。
楽天トラベルやじゃらんなどの予約サイトに載っているキャンプ場であれば、予約サイトから予約もできます。また、キャンプ専用の予約サイト「なっぷ」などからキャンプ場を予約する時は、県民割が適用できるキャンプ場なのかを事前に確認してから予約しましょう。
キャンプ場によっては、ネット予約をしてからチェックイン当日の受付時に割引額がキャッシュバックされるようなキャンプもあります。どのように割引されるかも事前に確認しておきましょう。
県民割・地域ブロック割はキャンプ場でも利用できるの?申し込み方法や対象地域を紹介!
まとめ
旅行で使える割引キャンペーンとして、「県民割(全国拡大バージョン)」と「GoToトラベル」は似ているところが多いですが、違いがいくつかあります。
- 実施者が違う(都道府県か国か)
- 割引額が違う
- 対象が違う(宿泊のみか交通込か)
同時に実施されるか、されたとして併用できるかは今のところ未定です。今後の詳細の発表を待ちましょう。
併用されなかったとしても、県民割だけでかなりお得に旅行ができます。
1万円の旅館に泊まった場合、宿泊代から5,000円引きになって、さらに飲食店や土産屋で使えるクーポン券をもらえます。実質7,000円お得になります。
また、市区町村単位で割引キャンペーンを行っている自治体もあります。
県民割と併用できるキャンペーンも多いので、旅行する自治体で調べてみると、お得なキャンペーンがやっているかもしれません。
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