2022年10月11日から県民割を全国に拡大した「全国旅行支援」がスタートします。(2023年3月31日まで延長中)2023年7月以降も延長!
旅行するなら、全国旅行支援を知らないと本当に損してしまいます。
- 県民割と全国旅行支援とGoToトラベルはどう違うの?
- ワクチンを打っていないとダメなの?
- 予約から宿泊するまでの流れを知りたい
- 予約済みの旅行は後から適用できる?
- 山小屋やキャンプ場でも適用できる?
- 予約はどこからすればいいの?
- 他の割引と併用できる?
こんな疑問のある方はぜひ読んで下さい!
この記事を一通り読めば、全国旅行支援について網羅できます!
全国旅行支援とは?いつから適用できる?
県民割(ブロック割) | 全国旅行支援(2022年) | 全国旅行支援(2023年) | |
---|---|---|---|
実施者 | 都道府県 | 都道府県 | 都道府県 |
期間 | 2022年10月10日宿泊分まで | 2022年10月11日〜12月27日宿泊分まで | 2023年1月10日~ 7月以降も継続!(都道府県によって延長期間が異なる) |
割引率(額) | 旅行代金50%OFF 上限:5,000円) | 旅行代金40%OFF 上限:交通付き宿泊8,000円。宿泊のみ・日帰りは5,000円) | 旅行代金20%OFF 上限:交通付き5,000円 、宿泊のみ3,000円、日帰り3,000円 |
クーポン | 最大2,000円 | 平日3,000円 休日1,000円 | 平日2,000円 休日1,000円 |
最大補助額 | 7,000円 | 11,000円 | 7,000円 |
補助対象 | 地域ブロック内の都道府県からの旅行 | 全国の都道府県からの旅行 (各都道府県からの申し出により変更あり) | 全国の都道府県からの旅行 (各都道府県からの申し出により変更あり) |
条件 | ①ワクチン3回目の接種証明または PCR検査等の陰性証明の提示 ②氏名や住所の証明書の提示(免許証、健康保険証など) | ①ワクチン3回目の接種証明または PCR検査等の陰性証明の提示 ②氏名や住所の証明書の提示(免許証、健康保険証など) | ①ワクチン3回目の接種証明または PCR検査等の陰性証明の提示 →2023年5月8日から提示不要! ②氏名や住所の証明書の提示(免許証、健康保険証など) |
参考サイト | 県民割(旅行クーポンサイト!) | 全国旅行支援(旅行クーポンサイト!) | 全国旅行支援の最新情報(travelersnavi.com) |
GoToトラベルの代替として全国旅行支援がスタートするので、GoToトラベルは再開するのか未定です。
全国旅行支援は、県民割が地域ブロックごとになり、それが全国に拡大したイメージなので、ベースは県民割と同じです。
各都道府県ごとに全国旅行支援に参加するかどうかを決められるので、全国旅行支援の適用が出来ない県が出てくる可能性もあります。
※東京都については開始時期が少し違います。東京都民が全国に旅行する場合は2022年10月11日から適用されますが、東京都民以外の人が東京都に旅行する場合は10月20日からの適用となります。
県民割やGoToトラベルとどう違うの?
2020年にGoToトラベルがスタートして、感染拡大により中止になりました。そして、今年に入り県民割がスタートしました。それが4月から地域ブロック割になり、2022年10月10日まで延長を繰り返してきました。そして、10月11日から全国旅行支援がスタートします。
「何がどう違うの」と思う人が多いと思いますが、違いを簡単に説明します。
実施者が違う
県民割と全国旅行支援は各都道府県が実施しています。
都道府県ごとに別々のキャンペーンなので、割引率やクーポンの金額、利用条件なども都道府県によって若干変わってきます。基本的には3回目のワクチン接種証明が必要ですが、県民が同じ県内で宿泊する場合は2回目のワクチン接種証明でも良い、という県もあります。(2023年5月8日からはワクチン接種証明もPCR検査の陰性証明も必要なくなりました)
GoToトラベルは国が実施しています。誰がどの都道府県に旅行しても条件や割引額は同じになります。
また、東京都(もっとTokyo)だけは、東京都民しか利用ができません。東京都が以外の人が東京都のホテルや旅館に宿泊売る時には割引できません。2022年10月20日からは東京都民以外の人も利用できるようになります。
東京都民割「もっと楽しもう!TokyoTokyo(もっとTokyo)」が再開!申込方法や条件などを紹介!
対象の旅行が違う
県民割との大きな違いは、乗り物とセットのパッケージツアーにも適用されるという点です。
県民割はホテルや旅館などの宿泊施設のみが割引対象でしたが、全国旅行支援とGoToトラベルでは、飛行機や新幹線と宿泊がセットになったツアーにも割引が適用されます。
飛行機や新幹線を単独で予約しても割引は適用されません。
割引額が違う
1万円のホテルを予約した場合、県民割では5,000円の割引ですが、全国旅行支援だと4,000円の割引になります。
2万円のホテルを予約した場合、県民割では5,000円の割引ですが、全国旅行支援だと8,000円の割引になります。
割引率は50%→40%に下がっていますが、上限割引額は引き上げされているので、旅行代金によってよりお得かどうか変わってきます。
県民割→全国旅行支援→ GoToトラベルになっていくにつれ割引率は下がっているけど割引額の上限は上昇しています。これは、割引率が高いと、元々の値段が高いホテルや旅館に予約が集中してしまうためです。
また、クーポンの額は平日だと3,000円分もらえてかなりお得です。
詳しくはこちらの記事へ→「県民割の全国拡大版(全国旅行支援)」と「GoToトラベル」の違いは?併用できる?予約方法や利用条件も解説!
予約から旅行当日までの流れ
予約から旅行当日までの流れを簡単にまとめました。
「割引はどのタイミングで受けられるか」「ワクチン接種証明などの書類はいつ提示するのか」「クーポンはどのように入手できるか」の3点を気を付ければ、後はいつも通り予約をするだけです。
①予約する
簡単に予約したい人は楽天トラベルやなどのじゃらん予約サイトから、パッケージツアーを予約したい人は日本旅行やJTBなどの旅行会社から、予約サイトに載っていないような宿なら直接電話で予約する、というように用途に合わせて予約しましょう。(詳しくは次章)
予約サイトから予約するのが一番簡単で楽だと思います。例えば楽天トラベルでは、クーポンを取得して、予約する際にクーポンを利用して割引を受けられます。基本的にはいつものように予約すればいいだけなので簡単です。
予約サイトや旅行会社では割引された金額で予約できます。一部の宿では、当日のチェックイン時にキャッシュバックという形になる場合もあります。
②提示物の準備
- ①ワクチン3回目の接種証明またはPCR検査等の陰性証明の提示
- ②氏名や住所の証明書の提示(免許証、健康保険証など)
2023年5月8日から①の定時は必要なくなりました。②の提示は引き続き必要です。
ワクチンの3回目の接種証明書が手元にあるか事前に確認しましょう。3回目を接種したときに、接種券にシールを貼ってもらったと思いますが、それを見せればOKです。紛失した場合は各市町村に問い合わせてみましょう。また、接種証明アプリの提示でもOKです。
親が同行している12歳未満の子供は①の提示は必要ありません。
PCR検査等の陰性証明書は出発の72時間前以降に検査する必要があります。旅行前日までに結果が分かって、陰性証明書がもらえるかを事前に確認しておきましょう。
都道府県によって条件は若干変わる場合があるので、事前に確認しましょう。(住んでいる都道府県ではなく、旅行先の都道府県の旅行支援の条件を確認する)
③旅行当日
宿泊先にチェックインした時に、免許証などの身分証明書」の提示を求められるので、提示しましょう。もちろん全員分です。
問題がなければ、その場でクーポンをもらえます。
クーポンは紙でもらうかアプリ上のポイントとしてもらうかの2通りがあります。
都道府県や宿泊先によって方法が違うので、事前に確認しましょう。(チェックイン時に説明もしてくれます)
アプリの場合は、専用のアプリをダウンロードしてそこにポイントを貯められます。ダウンロードと設定が少し面倒ですが、電子マネーのような感覚で使えるので、普段電子マネーで買い物している人は問題なく使えます。
紙のクーポン券の場合は1枚で500円分などになっているので、500円未満の買い物の場合はお釣りが出ません。アプリの場合は1円単位で残高がなくなるまで使えるので、アプリの方が買い物はしやすいかもしれません。
アプリがどうしても使えない人は、紙でもらえる場合もあるので事前に確認しましょう。
そして、クーポンは旅行期間中でしか使用できません。
1泊2日の旅行なら、2日目の24時までが使用期限です。地元に戻ってから使おうと思っても基本的に使えないので、旅行中のお土産や飲食時に使用しましょう。
予約方法
県民割の予約方法は大きく分けて3通りあります。
- 旅行会社から予約する(日本旅行、JTBなど)
- 予約サイトから予約する(楽天トラベル、じゃらんなど)
- 宿泊先に直接予約する(電話、ウェブ予約)
全国旅行支援の予約方法につての詳細はまだ発表されていませんが、おそらく県民割と同じような予約方法となるでしょう。
旅行会社から予約する
旅行会社からパッケージツアーなどを予約することができます。旅行会社から予約する場合は日帰り旅行でも割引が適用できます。
他にも地元の旅行会社でも割引を適用することができます。
予約サイトから予約する
予約する前にクーポンを取得して、予約時にそのクーポンを適用させることで割引になります。普段予約サイトで旅行を予約する時とほとんど手間は変わらないので、この方法が一番楽かもしれません。
県民割の対象の宿泊施設だけで検索できるので、まずは予約サイトで探してみるのが一番簡単かもしれません。
宿泊先へ直接予約をする
ホテルや旅館の公式サイトからネット予約をするか、電話で直接予約する方法です。
ネット予約に慣れていない人は直接電話した方が楽かもしれません。
割引の適用条件なども直接確認できます。
キャンプ場や登山の時に利用する山小屋でも県民割を利用できますが、楽天トラベルなどの予約サイトに載っていないことも多いので、その場合はキャンプ場や山小屋の公式サイトから直接予約したほうが良いでしょう。
予約済みの宿泊には適用できる?
予約済みの宿泊についても全国旅行支援の割引の対象となります。
ただし、対象となるかについては都道府県によって変わる可能性もあります。また、旅行会社や宿泊先によって、割引の方法なや対象になる条件なども変わってきます。
楽天トラベルなどですでに予約している方は、その旅行サイトに問い合わせてみてください。
登山・キャンプでも適用できる?
登山やキャンプをする人は最近かなり増えてきています。
登山:割引を適用できる山小屋とできない山小屋があります。(直接山小屋に問い合わせる)テント泊では県民割・地域ブロック割・全国旅行支援を利用できません。
キャンプ:キャンプ場でもグランピングやバンガロー・コテージでの宿泊は、県民割・地域ブロック割・全国旅行支援を適用できます。オートサイトやフリーサイトでのテント泊の場合は適用できません。(簡易宿所営業の許可を得ているプランが対象となります)
詳しくは下記の記事をご覧ください。↓
登山→山小屋泊でも県民割・地域ブロック割を利用できる?どうやって予約すればいい?【登山・トレッキング】
キャンプ→県民割・地域ブロック割はキャンプ場でも利用できるの?申し込み方法や対象地域を紹介!
山小屋は予約サイトでは予約できないので探しにくいですが、適用できる山小屋はあります。楽天トラベルなどに載っている山小屋があれば適用できますが、それ以外は山小屋や山荘のホームページで確認するしかないです。
キャンプ場でもグランピングやコテージ泊の場合は楽天トラベルなどの予約サイトから予約することが出来るので、比較的探しやすいです。
残念ながら、登山でもキャンプでも、自分でテントを張って泊まるテント泊では適用できません。
【2023年7月6日更新】「キャンプ場を利用する時に県民割や全国旅行支援って適用できるの?」と疑問に思ったので、調べてみました。県民割から全国旅行支援へ!【2022年5月24日更新】一部都道府県で6月30日[…]
他の割引と併用できる?
全国旅行支援は県民割の適用範囲を全国に拡大したものなので、実施者は都道府県です。
全国旅行支援の他にも市区町村が独自で行っている旅行割引キャンペーンがあります。
全国旅行支援と市区町村のキャンペーンは併用可能となっています。
旅行クーポンサイト!に全国旅行支援と併用可能なキャンペーンが載っているので、とにかく安く旅行したい人は、まず市区町村のキャンペーンも実施しているかを確認したほうが良いです!
割引額はキャンペーンによってかなり変わってきます。また、近隣の市区町村在住の方のみ対象となるキャンペーンもあるので、それぞれのキャンペーン内容をよく確認してください。
うまく併用すれば、1人1万円の宿泊代が3,000円になるなんてこともあります。クーポンも加味すれば実質タダ!になる可能性も?!
お得に旅行しよう!
旅行代金が半分近く安くなるのは本当にお得です。
コロナの状況によって早めに終了したりする場合もあるので、行きたい旅行先があるなら早めに予約しましょう。人気の宿はもうすでに満室のところもあります。
県民割では宿泊のみの割引でしたが、全国旅行支援では新幹線などの交通費も割引対象となります。さらにお得に旅行が出来ます。
最新情報をきちんと確認して、お得に旅行しましょう!